「ブログの記事なんて好きに書けばいい」
「書きたいことを書きたいように書くだけ」
趣味ブログならそれで問題はないのですが、ちょっともったいないです。
少し検索エンジンのことを意識して記事を書くことで、あなたの想いが必要な人に届くようになりますよ。
検索エンジンに向けた記事の書き方はSEOライティングと呼ばれていますが、そこまではいかないごく初歩の記事の書き方について説明します。
検索エンジンを意識するのは何のため?
検索エンジンは「検索」というシステムによって「必要な人に必要な情報を届ける」ために存在しています。
みんな自分が知りたい情報を知るために検索をします。
そして、検索者が望んだ情報が表示されるよう、検索エンジン自体がどんどん進化しています。
検索エンジンを意識することで、あなたが書いた記事を、必要としている人に届けることができるのです。
「趣味で書いているんだから読みたい人だけ読んでくれればいい」
そう思っている人こそ、検索エンジンを意識するべきなのです。
記事を書く手順
さっそくですが、検索エンジンを意識した記事の書き方を説明します。
とはいっても、テクニカルなことではなく単なる手順だけです。
ネタを探す
まずネタ探しです。
自分が得意なこと、好きなこと、興味を持ったこと、実体験にもとづいたことなどから、書く内容を決めます。
書きたいことを書きましょう。
自分が書きたいと思って書いた記事は、他の人には書けません。
間違いなくオリジナルのネタです。
これが一番大事なことです。
その情報を必要としている人を想定する
書く内容を決めても、すぐに書き始めるのではなく、ひと手間かけましょう。
「この情報を知りたいのはどんな人だろうか?」 と考えるのです。
「情報」と書くと「自分が書こうとしているのは情報と言えるものではない」と思うかもしれません。
そんなことはありません。
対象者さえはっきりすれば、ほとんどのネタは情報になります。
「この記事を読みたいと思うのはどんな人か?」
と考えるだけです。
あなたの記事は、その人にとっては有益な情報になるのです。
必要な人に向けて記事を書く
次に想定した読者に向けて記事を書きます。
同じネタでも、想定した読者によって補足しないといけない情報や、専門用語の使い方も違ってきます。
キーワードを考える
想定した読者が情報を探すとき、どんなキーワードで検索するだろうか? と考えましょう。
そのとき、メインキーワードだけでなく「初心者用」「はじめ方」「レビュー」「おすすめ」などの内容を示すキーワードも忘れずにリストアップしましょう。
検索エンジン対策(SEO)をする
最後に検索エンジン最適化(SEO)です。
「こんなキーワードで検索する人のために書いた記事ですよ」
と検索エンジンに教えてあげるのが目的です。
タイトルには必ずキーワードを入れましょう。
文章を読み返して、キーワードが使われてなかったら適度にちりばめます。
これで記事の完成です。
稼ぎたい初心者ブロガーにもおすすめ
ブログで稼ごうと思っている人は、アクセスを集めるためにSEOを意識しているでしょう。
初心者でも、SEOライティングについて色々調べていると思います。
テクニックは色々ありますが、手順としては
- キーワードを決める
- 検索意図を推測する
- 検索者を明確にする
- 想定した検索者に向けて検索意図に合った記事を書く
となっているのではないでしょうか?
上で説明した書き方と正反対の手順です。
これで間違いはないのですが、初心者がいきなり実践するのは難しいと思います。
必要なのは、
「検索意図に沿った有益なオリジナル記事を書くこと」
です。
最初はキーワードからスタートするのではなく、書きたいことを探すことからスタートするのもいいかもしれません。
記事内容からスタートする方法の特徴
もう一度言います。
検索エンジンに評価されるのは「検索意図に沿った有用なオリジナル記事」です。
この記事で書いた方法は、
「自分がオリジナルの記事を書けるネタ」
を探すところからのスタートです。
それを「情報」という切り口で
「誰にとって有用なのか」
を想定します。
そして、
「その人が使う検索キーワード」
を決めていきます。
ですから、間違いなく「検索した人の意図に沿った有用なオリジナル記事」になるのです。
しかしこの方法には欠点があります。
それは「検索ボリュームがわからない」ことです。
「検索した人の意図に沿った有用なオリジナル記事」でも検索者がいなければ意味がありません。
ですから、SEOライティングでは検索キーワードからスタートするのです。
最初は検索ボリュームは少なくてもいい
でも検索ボリュームを意識するのは、それほど大事なことでしょうか?
最初は、ボリュームの大きいキーワードで上位表示されることはありません。
ブログを開設して当分の間は、ボリュームの小さいスモールキーワードを狙うことになります。
それなら「オリジナルの記事を書けるネタ」で記事を書いていった方がいいのではないでしょうか?
ブログの上級者なら、新しくブログを作るときに最初から設計して、最終形をみながら、ロングテールキーワードを選んでいくと思います(私にはできませんが)。
初心者が同じことができるとは思えません(天才をのぞけば)。
それなら、マイナーでいいから自分の得意なネタで、SEOを意識して記事を書くことからスタートすべきです。
本当に検索ボリュームが小さいのかわからない
検索ボリュームを考えずに記事を書いてもアタリを引くことがあります。
自分では需要がないと持ったキーワードでも、実際に記事にしてみると「こんなに検索されるの?」と驚くことが(割と多く)あります。
俗にいう「お宝キーワード」です。
ブロガーの多くは、このような経験をしているはずです。
このような経験を重ねることによってキーワードを選ぶ感覚が磨かれていきます。
また「こっちのキーワードでの表示回数が多い!」と狙ったキーワードの周辺に、予想外のワードが見つかることもあります。
そのような経験を積むには、検索ボリュームが少なくてもいいから、そのワードで上位表示される記事を書かなければなりません。
あえて検索ボリュームが小さいだろうと思われるネタ(ライバルが少ない)を狙ってもいいくらいです。
そのためには、ここで示した方法で記事を書くのが一番だと思っています。
検索ボリュームが少ない記事は書いても仕方ない?
検索ボリュームが少なかった場合、自分の経験値を稼ぐだけで、記事自体の存在意義はないのでしょうか?
そんなことはありません。
検索数が少なくても、そのワードでは上位に表示されます。
月に10人でも検索エンジン経由でアクセスがあって、そのユーザーが満足しているのなら、Googleはその記事を良質な記事と判断するはずです。
最近は記事の量より質が重要視されてきています。
そのような記事を書き溜めていけば、良質な記事を書いているブログだと認識されてブログ自体のパワーが上がっていくはずです。
で、この記事はどうなの?
失格です。
こんなキーワードの記事を書くのはやめましょう。